はじめに
雷神のYoutubeライブ配信は、主にFF14でレイドコンテンツに固定メンバーと行く配信で、登録者数は50名以下のちっちゃなチャンネルで頑張っている。応援してくださる方は是非チャンネル登録お願いします。
さて、今回はライブ配信の設定に置いて、ビットレートの設定がどれだけ画質に影響を及ぼすのか比較検証していきたい。『高画質 OBS 設定』などで検索するといろいろな比較サイトや動画が見つかるが、ライブ配信というよりも録画設定に関する内容が多いため、今回記事を書くに至った。
Streamlabs OBS の設定項目の説明
Streamlabs OBS を立ち上げたら [設定] > [出力] を開く。
先に触れておきたいのは Encoder(エンコーダー)の設定についてだが、
雷神の使用しているCPUは core i9 グラボは RTX2080Ti で Hardware(NVENC)(new)を使用することができる。
画質に関していままではCPUエンコーダーの方が優れている印象であったが、非力なCPUでもグラボの力を借りることによってCPUエンコーダーと同等それ以上の画質でエンコードすることが可能となった。雷神は積極的にハードウェアエンコーダーを使用していきたい。
NVENCについて
NVIDIAのグラフィックボードに搭載されたハードウェアエンコーダーで、低負荷でエンコードできる。
レート制御について
NVENCを使用した場合はCBR、VBR、CQP、無損失からチョイス。
- CBRは動きがあるシーンも、動いていないシーンもビットレートは常に一定
- VBRは動きがあるシーンはビットレートが上がるが動かないシーンはビットレートを下げる
- CQPは品質指定で圧縮方式のため、動画配信には使用できない
- 無損失はその名の通り無圧縮のため、配信には使用できない
上記によりライブ配信はCBRとVBRの対決になる。
ビットレートについて
配信サイズにより推奨値が決まっているが、オーバーする分には問題はない。
以下、Youtube側の推奨値
- 解像度: 1920×1080 60fps
- 動画ビットレート範囲: 4,500~9,000 Kbps
- 解像度: 1920×1080
- 動画ビットレート範囲: 3,000~6,000 Kbps
- 解像度: 1280×720
- 動画ビットレート範囲: 1,500~4,000 Kbps
ゲーム配信ではそれ以上の解像度で配信するとラグでまともにゲームできないと思われるため以上とする。
実際のYoutubeで配信した動画で確認
(基本キャンバスサイズ 3840×2160) 1920×1080 60fps CBR4500
※プレイしているゲームのDeadbyDaylightはフルHD(1920×1080)のゲームですが、比較のためにわざとキャンバスサイズを3840×2160にして画面サイズを引き伸ばし、Output Resolution:1920×1080にすることによってどのような変化があるのかを試しています。
■ビデオの設定
Base Resolution:3840×2160
Output Resolution:1920×1080 Downscale
Filter:Lancos FPS Type:Common FPS Values の 60fps
■出力の設定
Encoder:Hardware(NVENC)(new)
Enforce streaming service encoder settings:チェックなし
レート制御:CBR ビットレート:4500
キーフレーム間隔:2
プリセット:Max Quality
Profile:high Lock-ahead:チェックなし
心理視覚チューニング:チェックあり
GPU:0
最大Bフレーム:2
ストリームキーは自動生成キー
(基本キャンバスサイズ 3840×2160) 1920×1080 60fps CBR9000
※プレイしているゲームのDeadbyDaylightはフルHD(1920×1080)のゲームですが、比較のためにわざとキャンバスサイズを3840×2160にして画面サイズを引き伸ばし、Output Resolution:1920×1080にすることによってどのような変化があるのかを試しています。
■ビデオの設定
Base Resolution:3840×2160
Output Resolution:1920×1080
Downscale Filter:Lancos
FPS Type:Common FPS Values の 60fps
■出力の設定
Encoder:Hardware(NVENC)(new)
Enforce streaming service encoder settings:チェックなし
レート制御:CBR
ビットレート:9000
キーフレーム間隔:2
プリセット:Max Quality
Profile:high
Lock-ahead:チェックなし
心理視覚チューニング:チェックあり
GPU:0
最大Bフレーム:2
ストリームキーは自動生成キー
1920×1080 60fps CBR4500
■ビデオの設定
Base Resolution:1920×1080
Output Resolution:1920×1080
Downscale Filter:Lancos
FPS Type:Common
FPS Values の 60fps
■出力の設定
Encoder:Hardware(NVENC)(new)
Enforce streaming service encoder settings:チェックなし
レート制御:CBR
ビットレート:4500
キーフレーム間隔:2
プリセット:Max Quality
Profile:high
Lock-ahead:チェックなし
心理視覚チューニング:チェックあり
GPU:0
最大Bフレーム:2
ストリームキーは自動生成キー
1920×1080 60fps CBR9000
■ビデオの設定
Base Resolution:1920×1080
Output Resolution:1920×1080
Downscale Filter:Lancos
FPS Type:Common
FPS Values の 60fps
■出力の設定
Encoder:Hardware(NVENC)(new)
Enforce streaming service encoder settings:チェックなし
レート制御:CBR
ビットレート:9000
キーフレーム間隔:2
プリセット:Max Quality
Profile:high
Lock-ahead:チェックなし
心理視覚チューニング:チェックあり
GPU:0
最大Bフレーム:2
ストリームキーは自動生成キー
1920×1080 60fps VBR4500-9000
■ビデオの設定
Base Resolution:1920×1080
Output Resolution:1920×1080
Downscale Filter:Lancos
FPS Type:Common
FPS Values の 60fps
■出力の設定
Encoder:Hardware(NVENC)(new)
Enforce streaming service encoder settings:チェックなし
レート制御:VBR
ビットレート:4500-9000
キーフレーム間隔:2
プリセット:Max Quality
Profile:high
Lock-ahead:チェックなし
心理視覚チューニング:チェックあり
GPU:0
最大Bフレーム:2
ストリームキーは自動生成キー
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ライブ配信時に実際に使用しているマイクです。感度と音質がヘッドセットに付属のマイクとは段違いです。また、Premiere Proでの動画編集時にアフレコするときにも使用しています。価格は安いですが非常によい商品です。
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