はじめに
雷神は基本的に勉強が嫌いだ。数学や理科以外の特に暗記物は苦手だ。
いや、正確には暗記は得意だが興味がないものを覚えるのが嫌いだ。
中学に入る前に無料英会話に知り合いに誘われて通っていた。小学校4年~6年生の間だったと思う。そこで勉強したのは 「Hello, my name is 〇〇」 や 「This is 〇〇」 といった簡単なものばかりで、とても会話ができるレベルではなかったが、中学に入って最初の英語のテストでは100点を取ることができ、なんだ英語って簡単じゃんって思っていた。
しかし、それが続いたのは中1の3学期まで。以降点数がどんどん下がっていき、高校生の時には最高得点が27点で、そのころは一生英語は使わないからいいやって思ってしまっていた。まさかハワイの大学に留学することになるとは夢にも思っていなかった。
ちなみに雷神の嫁はハワイで出会った日本人の血が混ざったクォーターだ。もちろん英語はペラペラだが普段は日本語で話している。彼女の両親や兄弟とは英語で話すわけだが、本気で英語を勉強したいと思ってこのブログに辿り着いた人は雷神の経験を是非参考にしてほしい。もしかしたら将来外国人の伴侶をもらっているかもしれない。
手っ取り早く英語を身につけるのに必要なのは単語力か言語力か
英語を勉強している人は現在進行系や過去完了系といった言葉を勉強すると思うが、あれはピンとくるか?普段日本人は現在も進行している内容を話すときも雰囲気だけで話しており、決まった話し方があるわけではない。また、主語がなくても周囲の物から何を指しているかはだいたい予測して話ができる。
そこで日本人はこう思うはず。『外国人(ここでは英語を話す国の人という意)もある程度適当に単語だけ並べて話したら理解してくれるだろう。』雷神もそう思っていた。
だが、実は英語は日本語以上に形が決まっており、その形式に当てはめないと外国人は理解できないと思ったほうがいい。本当に馬鹿なんじゃないかって思うくらい外国人は理解してくれない。その場の雰囲気で理解してくれようともしない。向こうは全世界共通語なんだからちゃんと喋れよってスタンスで来るから厄介だ。
雷神が留学中、様々な国から集まった学生が英語でディスカッションをしていた時、フィリピン人が話している内容を日本や中国、韓国から来ている学生は理解できたが、ネイティブアメリカンは全く理解することができていなかった。これは発音力というよりは文章の組み立て方が正しくなかったことが大きな原因。我々日本人は単語を並べればある程度理解できるが、英語しかわからない人には理解ができないのだ。
つまり、手っ取り早く英語を身につけるのに最も重要なのは言語力になる。どのように言葉が構成されているかを理解する必要がある。単語は徐々に覚えていけばいいし、特に試験に合格するとかの目的がなければ必要以上の単語を身につける必要はない。雷神が留学中に思ったのは、日常会話に必要な単語は中学で勉強した単語のみで良いということだ。
雷神と嫁の経験を元にお勧めする年齢別英語勉強方法
なぜ英会話に通っていはいけないのかなど疑問点を詳しく解説
小学校から高校までの英語の授業だけで英語を話せるようになった人はいるか?また、テストで常に90点以上をとっている人はいるか?そういう人は是非英会話に行ってもらっていい。英語を身につけるための努力をしている人だと思うからだ。また、日本人特有の『はずかしい』と思う殻をすでに割っている人だと思う。
英会話というのは学校の授業のようなもので、自ら覚える意志を持っている人でないとなんの役にも立たない。また、基本的に強制的に喋らされるようなことはない。数時間の間だけ集中して勉強したとしてもそれ以外の時間努力できない人は身につかない。特に幼稚園から小学生の間は常に英語漬けになっていないと英語を身につけることができない。また、必要以上の努力が必要となってしまって挫折してしまう。
また、日本人はとにかく恥ずかしがり屋が多い。「My name is 〇〇. Nice to meet you.」は誰でも知っている英語だが、いざ新しい人が入って来ると恥ずかしがって言えない人が多い。幼稚園から小学生の間にこの羞恥心は是非ともなくしてほしい。英語学童であれば同年代が集まって強制的に英語を喋ることになるため、殻を割るのにうってつけだ。また、他の人が喋ることを聞くことによって余計な疑問がわかなくて済むようになる。例えば Sun(太陽)にはなぜ The sun のように The をつけなければならないのかなど、『そういうものだ』と思って身につけるのが重要だ。日本語で考えて英語に変換するというプロセスをできるだけなくしたほうが良い。
日本語→英語の変換を脳内で行うプロセスは学習の妨げとなる。そこで小学生から中学生までにおすすめしたいのが本の丸暗記だ。本はSFやファンタジーなどの専門用語が多用されていて世界観が日常世界とかけ離れているものは避けてほしい。知らない単語のオンパレードになってしまう。自分の年代と同じ世代設定のものがおすすめ。同世代のタレントのブログなどでも良い。とにかく日常会話に出てきそうな単語が多用されていて難しくなさそうなもので良いので丸暗記する。そうすることによって文の構成が理解できる。最初は意味がわからなくてもいいからとりあえず丸暗記して、言葉に出してみる。発音がわからなければ分かる人に聞いて教えてもらおう。
雷神は留学前に興味のある小説を88ページ分丸暗記し、それを外国人の友だちに物語を語るようにして聞いてもらい、発音がおかしいところは直してもらった。これをやっている最中はわからない単語だらけだったが、不思議なことに何度も復唱することによって前後の文から内容がわかってくるようになる。どうしてもわからない単語は友達に英語で質問し、他の単語に置き換えてもらうか、辞書を引いて確認した。こうすることによって 読む→文章構成を理解する→単語を理解する→発音する→文章構成を覚える→単語を覚える→脳に記憶される のプロセスがものすごく短縮される。
聞いて同じことを喋るのは子供でもできる最強の言語学習方法だ
子供は大人が喋る言葉を真似したりすることによって喋ることができるようになる。英語が喋れるようになるにはこのプロセスを欠かすことはできない。周りに英語を話す人がいない場合は動画や音声を使ってそれを復唱して覚えていくしか無い。子供も最初は意味を理解して大人が喋っている言葉を覚えていくわけではないと思う。真似して喋り、それを聞いた大人の反応を見て、その言葉がいい言葉なのか悪い言葉なのかを学習していく。
今すでに中学生になっている人はすぐにこの学習方法を行うことをお勧めする。学校に通う最中にでもいいから英語を聞いて同じことを復唱すること。
社会人はできるだけ英語が話せる社交の場に通うことが大切だ。自ら動き出さないと暇がないはず。どうしても英会話に通いたい場合はビジネス英語を教えてくれるところをお勧めする。もちろんキャリアアップのためという目的でもよいが、ビジネス英会話の方がプレゼン方式で言葉が飛び交う頻度が高いからだ。雷神だったら日本語を覚えたい外国人と交流を持って勉強する。特に外国から日本に来ている外国人は日本語を学ぶために積極的に話してくるのですごく勉強になる。
雷神が厳選した年代別おすすめの英語教材
小学生~高校生におすすめ
学校で勉強している単語や文章がダイレクトに出てくるわけではなく、本当に勉強になるのか心配になると思いますが、雷神は英語を勉強するコツがこの手の教材から必ず学べると思っています。コツが分かると自然と今授業でやっていることがわかるようになるから是非試してみて下さい。
※この教材を使う際は日本語字幕は無視してひたすら復唱することをおすすめします。
大学生~社会人におすすめ
英語を話せる人は参考書とか教材とか必要ないんだよなぁ。こういうシンプルなものを繰り返しやるのが一番いいと感じる。もちろん楽天3部門で1位とか言っているけど、ちゃんとやることやらないと身につかないから注意。雷神は個人的に川北が好き。英語の発音も綺麗だ。
さいごに
英語が話せなくても恥ずかしいと思わない人種は日本人だけになりつつあるのではないか。
しかし近年小学生でも英語が必修科目となり、雷神が子供だったときよりも英語に力を入れている学校が増えてきている。また、就職の条件として『英語が話せること』である企業が増えており、特に高給料の企業は英語必須になりつつある。今の中高生は危機感を持って勉強に取り組むことが大切だ。
現在、嫁は知り合いのところで英語学童を開いている。コロナウイルスの影響もあり、学童に預ける親御さんが増えてきている。アフターコロナの世界に備えて是非これを機会に英語学童に通わせることを検討してもらいたいと思う。
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